9月12日、自動車電動化企業のXL Fleetは、太陽光発電システム事業者のSpruce Powerを企業価値6億ドル(約854億円)で買収した。
本買収は、屋上太陽光発電、蓄電池、EV充電のための定額制ソリューションのプロバイダーとなるこを目指すXL Fleetの新たな企業戦略の基礎となるものである。
Spruce Powerは、分散型発電の住宅用屋上太陽光発電システムを所有・運営する米国最大の非上場企業であり、52,000人以上の加入者を有している。同社は、主に他社や投資家から住宅用太陽光発電システムのポートフォリオを相次いで取得することで、2019年以降、収益を2倍以上に伸ばしている。
Techによると、同社の新たな企業戦略は、エネルギーコスト上昇の影響を緩和し、より持続可能な社会を目指す消費者や企業から分散型発電やEVへの需要が高まる中で、定額制のサービスにより、多額の先行投資なしに新しい技術へのアクセスを可能にし、「住宅所有者や小規模事業者が屋上太陽光発電、蓄電、EV充電システムを簡単に所有・維持することが、高い需要がある」ことを示しているとのことである。
【参照ページ】
(原文)XL Fleet Completes Transformational Acquisition of Spruce Power, the Largest Privately Held Solar-as-a-Service Provider
(日本語訳)XL Fleet、住宅用太陽光発電事業者Spruce Powerを6億ドルで買収