Amazon、北米で過去最大のプラスチック包装削減を発表

6月20日、Amazonは北米における配送包装からプラスチックエアピローの95%を紙製の梱包材に置き換え、今年末までに完全に取り除く計画を発表した。この変更により、年間約150億個のプラスチックエアピローを削減する見込み。プライムデーでは、ほぼすべての配送にプラスチックエアピローが含まれない予定だ。2023年、オハイオ州で初の自動化フルフィルメントセンターを設立し、迅速に移行を進めた結果、1年以内に95%の出荷に紙製の梱包材を使用することができた。

紙製の梱包材は、100%リサイクル素材から作られている。Amazonのパット・リンドナー氏は、「リサイクルしやすい材料で顧客の配送体験を向上させるために、Amazon全体で協力している」と述べている。

この取り組みは、Amazonの包装を減らし、リサイクル資源の活用を向上させるための継続的な投資の一環である。Amazonは引き続き、顧客と環境の両方に配慮した新しい材料やリサイクルソリューションの発明に取り組んでいく予定であり、米国エネルギー省と提携したリサイクルプログラムやAIロボットを使用したリサイクル可能な物品の自動仕分け技術など、新たな取り組みを進めている。

【参照ページ】
(原文)Amazon announces its largest reduction in plastic packaging in North America to date
(日本語参考訳)アマゾンは北米でこれまでで最大のプラスチック包装の削減を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-4

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の最終提言公表から1年が経過し、自然資本に関連する開…
  2. 2025-11-4

    英国、ESG評価機関の規制導入へ—透明性・信頼性向上で市場競争力を強化

    10月27日、英国金融行為監督機構(FCA)は、政府が環境・社会・ガバナンス評価機関をFCAの監督…
  3. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る