Citi、中東・北アフリカ地域で初のサステナビリティ連動型サプライチェーンファイナンスプログラムを開始
1月12日、Citiは、化学品・消費財メーカーであるヘンケルのために、サステナビリティに連動した新しいサプライチェーンファイナンスプログラムを実施することを発表した。当初はアルジェリアのサプライヤー向けに開始されたこのプログラムは、Citiにとって初の中東・北アフリカ(MENA)向けSSCFプログラムであり、Citiはサステナブル・ファイナンス活動の拡大を目指している。
サプライチェーンファイナンスプログラムは、企業のサプライヤーに対して、製品の納入時やサービスの提供時から支払い期日まで融資を行い、サプライヤーのキャッシュフローや資金調達コストを加速させるものである。この新しいプログラムでは、サステナビリティのパフォーマンスが高い、または向上していることを示すヘンケルのサプライヤーは、シティのサプライチェーンファイナンスを優遇金利で利用でき、サステナビリティのスコアに応じて金利も向上する。
このプログラムの開始は、2030年までに環境金融への5,000億ドルの投入を含む1兆ドルの持続可能な金融を促進するという昨年の公約を含む、持続可能な金融活動を大幅に拡大するというCitiの一連の公約に続くものである。またCitiは、2050年に温室効果ガス(GHG)ファイナンスをネット・ゼロとする目標も掲げている。
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(参考記事)Citi Launches Sustainability-Linked Supply Chain Financing in Algeria