Bank of America CEO、サステナブル・ファイナンスの需要増加を指摘

バンク・オブ・アメリカCEO、サステナブル・ファイナンスの需要増加が増えていると指摘

1月18日、Bank of Americaの会長兼CEOのBrian Moynihanは、2022年は市場や地政学的な逆風があったにもかかわらず、サステナビリティに焦点を当てたプロジェクトへの融資需要は増加したと発表した。

Moynihanは、ダボスで開催されたWEFフォーラムの「Stewarding Responsible Capitalism」パネルで、企業のサステナビリティへのコミットメントと進行中のイニシアティブの勢いが非常に急速に成長している活動レベルで、それは今後も止まらないと指摘した。

Bank of Americaは2021年に、低炭素で持続可能な経済への移行を加速させることを目的とした環境ビジネス・イニシアティブにおける1兆ドル(約129億円)という新たな目標を含め、2030年までに1兆5千億ドル(約193兆円)の持続可能な金融の動員・展開を達成する目標を設定した。

昨年、同社は2021年のサステナブルファイナンス活動が、国連SDGsに沿ったグリーンおよびソーシャルプロジェクトへの融資に動員された資本が、2020年の約1050億ドル(約13.5兆円)に対し、2500億ドル(約32.2兆円)と過去最高を記録したことを報告した。

【参考ページ】
Stewarding Responsible Capitalism

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る