ゴールドマン・サックスとCleanhill、エネルギー貯蔵技術企業EPC Powerを支援

ゴールドマン・サックスとCleanhill、エネルギー貯蔵技術企業EPC Powerを支援

9月15日、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのサステナブル投資事業とエネルギー転換に特化したプライベート・エクイティ企業であるCleanhill Partnersは、電力変換ソリューション企業のEPC Powerに過半数出資した。

投資家によると、今回の出資と資本再構成により、EPC Powerは再生可能エネルギー貯蔵ソリューション市場の急速な成長に参加できるようになった。

2010年に設立されたサンディエゴのEPC Powerは、独立型エネルギー貯蔵・太陽光エネルギー貯蔵・データセンターのバックアップ電源などの用途に使用可能な、公共施設規模のスマートインバータを提供している。

今回の取引は、先月バイデン大統領が署名したインフレ抑制法に続くものだ。インフレ抑制法には、気候変動に焦点を当てた米国史上最大の投資が含まれており、再生可能エネルギーや産業の脱炭素化ソリューションなどの分野に約3,700億ドル(約53兆円)が割り当てられている。

EPC Powerによると、同法には独立型蓄電池に対する初の税額控除が含まれており、インバーターやその他の蓄電関連技術に大きな財政的インセンティブをもたらすと予想されている。

現在までに、 EPC Powerは全世界で2GW以上のスマートインバータを販売している。同社は現在、サンディエゴ郡に製造施設を運営しており、今年後半には米国東海岸に2つ目の施設を開設する予定で、生産能力の大幅な拡大が期待されている。

【参照ページ】
(原文)Goldman Sachs Asset Management and Cleanhill Partners Acquire Majority Stake in EPC Power Corp. Storage Solutions
(日本語訳)ゴールドマン・サックスとCleanhill、エネルギー貯蔵技術企業EPC Powerを支援

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