Goldman Sachs、エネルギー貯蔵ソリューションの新興企業Hydrostorに約288億円を投資
1月11日、長期エネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーであるHydrostorは、Goldman Sachsから2億5000万ドル(約288億円)の優先株式融資のコミットメントを受けたと発表した。この出資により、オーストラリアとカリフォルニア州における蓄電プロジェクトの開発、および同社のプロジェクト開発パイプラインの世界的な拡大を支援する。
エネルギー貯蔵ソリューションは、エネルギー転換のための重要な投資分野として浮上している。風力や太陽光などの再生可能エネルギーの多くは断続的に発電する性質があり、24時間体制でエネルギー需要を満たしながら、エネルギーを無駄にしないことが求められるため、蓄電は急速に拡大するクリーンエネルギーへの移行において重要な構成要素の一つとなっている。
カナダに拠点を置くHydrostorは、特許取得済みの圧縮空気エネルギー貯蔵(A-CAES)技術を用いた長期的なエネルギー貯蔵ソリューションを提供。A-CAESは、鉱山やガス事業で使用される部品を使用し、低負荷で費用対効果が高く、50年以上の寿命を持ち、5時間から数日間のエネルギーを貯蔵できる拡張性のあるエネルギー貯蔵システムを構築している。
同社は世界各地でさまざまな開発段階のプロジェクトを実施しており、オーストラリアとカリフォルニア州では110万kW、870万kWhのA-CAESプロジェクトがある。
Hydrostorによると、Goldman Sachsは、Hydrostorの資金需要に合わせ、プロジェクトのマイルストーンに応じたトランシェで出資し、開発、建設、運営を通じてプロジェクトの遂行を加速させる予定とのこと。また、今回の資金調達は、Hydrostor社のグローバルな開発およびマーケティング活動を支援するものだ。
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(参考記事)Goldman Sachs invests $250 million in Hydrostor to advance compressed air energy storage projects
(日本語訳)ゴールドマン・サックス、圧縮空気エネルギー貯蔵プロジェクトを推進するため、Hydrostorに2億5000万ドルを投資