金融庁と経済産業省、ベンチャーキャピタルに向けた新指針策定

10月17日 、 金融庁と経済産業省は、ベンチャーキャピタル(VC)業界の発展を支援するため、「ベンチャーキャピタルにおいて推奨・期待される事項」を発表した。本指針は、VCのガバナンス向上を図り、国内外の機関投資家からの円滑な資金供給を行うことを目標としている。

パブリックコメントでは、17の個人・団体から計32件の意見が寄せられ、LP(Limited Partner)とGP(General Partner)間の利益相反管理体制の強化や、四半期ごとの財務情報の提供、スタートアップ企業への支援強化が提案された。また、サステナブルな経営体制の構築、ESG対応、ダイバーシティの確保も求められている。

この取り組みにより、スタートアップエコシステムの強化とVC業界の健全な発展が期待され、LPとGP間での適切なガバナンスと透明性が高まることが見込まれる。

【参照ページ】
(原文)「ベンチャーキャピタルにおいて推奨・期待される事項」に対するパブリックコメントの結果等について

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