JPモルガン、ESGをデリバティブ市場に拡大

JPモルガン・チェースは、ESG(環境・社会・ガバナンス)を売り物にした投資商品の品ぞろえを増やす。ウォール街はESGをデリバティブ(金融派生商品)市場にも拡大する計画を立てている。

同行の決定は、サステナビリティ(持続可能性)をあらゆる形態の金融に結び付ける戦略の一環。新種のクロスカレンシースワップ契約をイタリアのエネルギー会社、エネルとの間で結ぶ予定だ。

ESG通貨デリバティブは企業が外国為替や金利リスクを管理するために設計された通常の店頭デリバティブと似ているが、スワップの条件をサステナビリティの目標に結び付けている。事前に設定されたESG目標の達成度に基づいて借り入れコストが上下するサステナビリティ・リンク・ローンなどと同様の仕組みだ。 

【参照ページ】JPモルガン、ESGをデリバティブ市場に拡大-新時代の商品戦略

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る