5月25日、北海道は、北海道カーボンファーミング推進協議体を発足したと発表した。北海道農業の脱炭素化に向けて、幅広い分野の企業、農業者や農業団体、経済団体、金融機関、大学、研究機関、行政機関などの参画を得て、農地への炭素貯留やGHGの排出削減、カーボン・クレジットの創出を共通の目的とする。
北海道では、全国に先駆けて1991年から健全な土づくりを基本に、化学肥料や化学農薬の使用を必要最小限にとどめるクリーン農業をはじめ、原則これらを使用しない有機農業などの「環境保全型農業」を推進してきた。こうした中、北海道農業が「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献しながら持続的に発展していくためには、農業分野からの温室効果ガス(GHG)の排出削減はもとより、農地土壌への炭素貯留効果などの吸収源対策についても推進していく必要があるとした。
本協議会は法人のみならず、個人での参画も可能。共同研究や共同実証等を促進していく。
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北海道カーボンファーミング推進協議体