北海道、カーボンファーミング推進協議体発足

5月25日、北海道は、北海道カーボンファーミング推進協議体を発足したと発表した。北海道農業の脱炭素化に向けて、幅広い分野の企業、農業者や農業団体、経済団体、金融機関、大学、研究機関、行政機関などの参画を得て、農地への炭素貯留やGHGの排出削減、カーボン・クレジットの創出を共通の目的とする。

北海道では、全国に先駆けて1991年から健全な土づくりを基本に、化学肥料や化学農薬の使用を必要最小限にとどめるクリーン農業をはじめ、原則これらを使用しない有機農業などの「環境保全型農業」を推進してきた。こうした中、北海道農業が「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献しながら持続的に発展していくためには、農業分野からの温室効果ガス(GHG)の排出削減はもとより、農地土壌への炭素貯留効果などの吸収源対策についても推進していく必要があるとした。

本協議会は法人のみならず、個人での参画も可能。共同研究や共同実証等を促進していく。

【参照ページ】
北海道カーボンファーミング推進協議体

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  2. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…
  3. 2025-7-7

    ネスレのカカオ農家支援、所得向上に成果―悪天候下でも収量増、対象5万世帯へ拡大

    6月25日、食品大手ネスレは、西アフリカで展開するカカオ農家の所得向上支援プログラムが、参加世帯の…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る