2050年に二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの実質的排出ゼロを目指す政府方針を受け、製造業が脱炭素に向けた設備投資を進めている。政府が40年までに洋上風力の発電能力を3,000万~4,500万キロワットへ高める目標を掲げる中、需要の取り込みを図る。
JFEエンジの新工場は、グループ会社のJFEスチール西日本製鉄所福山地区の敷地内(岡山県笠岡市)に整備。組立工場の設備増強も合わせた投資額は400億円で、24年の生産開始を目指す。
東芝も今後3年間で、洋上風力を中心とする再生可能エネルギー分野に1,600億円を投資。GEと組み、秋田県や千葉県沖の洋上風力開発計画への参加を目指す。
【参照ページ】製造業、脱炭素へ投資 洋上風力で新工場、国内初