東京ガス、豪州LNG4プロジェクトの権限を売却

10月21日、東京ガスは、同社の豪州子会社である Tokyo Gas Australia Pty Ltd(TGAU)の子会社5社(4プロジェクト)を、エネルギー・インフラ分野に特化した機関投資会社EIG Global Energy Partners, LLC(EIG)の子会社 MidOcean Energy Holdings Pty Ltd(MidOcean)に譲渡することを決定し、契約を締結した。

同社は2003年以降、5件の豪州 LNG プロジェクトへ参画し、LNG 上流権益の保有事業を拡大してきた。 今回の売却が実現すると、同社がオーストラリアで参画しているLNGプロジェクトは、ダーウィンLNGのみとなる。

東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」実現のための具体的道筋である「Compass Action」において、成長領域への原資配分のために資産ポートフォリオの見直しを進めている。今回の譲渡は同戦略に基づくもの。なお、今回の譲渡に伴う LNG 調達への影響はないという。

株式譲渡契約の締結を受け、今後各プロジェクトパートナーとの協議・説明を経て譲渡を進めることが確定した場合には、MidOceanに対して最終的に、Tokyo Gas Pluto Pty(TGP)、Tokyo Gas Gorgon(TGG)、Tokyo Gas QCLNG(TGQ)、Tokyo Gas Ichthys(TGI)、Tokyo Gas Ichthys F&E(TGF)の譲渡を行う予定だ。完了時期は2023年3月以降になる見込み。

【参照ページ】
当社子会社による豪州プロジェクト保有会社5社の株式譲渡(連結子会社の異動)に関するお知らせ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る