みずほ、1,000億円超のグリーンボンドを発行。環境プロジェクトに資金を提供
9月5日、銀行・金融サービス業のみずほ銀行は、これまでで最大規模となる8億ユーロ(約1,127億円)のグリーンボンドを発行し、金融機関が発行するユーロ建てのグリーンボンドとしては最大規模となることを発表した。
本グリーンボンドの発行は、環境ビジネスを加速させ、金融を通じたポジティブ・インパクトを拡大するみずほの取り組みの一環であり、2019年から2030年の間に850億ドル(12兆円)の環境金融を促進するという目標も掲げている。
本発行は、2030年までに事業活動においてカーボンニュートラルを達成することを目標としたネット・ゼロ移行計画や、スコープ3の資金調達による排出量の削減目標など、みずほが気候変動に焦点を当てた一連の動きの一部をなすものである。みずほは、日本の金融機関として初めて「炭素会計金融パートナーシップ(PCAF)」に参加し、融資や投資による温室効果ガス(GHG)排出の影響を測定・開示することを約束している。
本グリーンボンドは、みずほ証券にとってこれまで4回目の発行であり、今年初めの5億ドル(約709億円)の発行に続き、今年2回目の発行となる。今回の発行で得た資金は、みずほ銀行を通じて環境に配慮したプロジェクトへの融資に充当される。グリーンボンドの枠組みでは、再生可能エネルギー、クリーンな交通、汚染防止と制御、グリーンビルディングなどの資金調達が可能である。
【参照ページ】
グリーンボンドの発行について