ホンダ、米国でのEVおよびバッテリー生産に5,800億円超の投資

ホンダ、米国でのEVおよびバッテリー生産に5,800億円超の投資

10月11日、ホンダは、自動車の電動化目標をサポートする米国での一連の投資を発表した。既存の自動車およびパワートレイン工場のいくつかをEV生産用に再調整するために7億ドル(約1,000億円)、LG Energy Solution(LGES)との合弁による新バッテリー工場に35億ドル(約5,000億円)を投資するという。

これらの新施設と新しいEV用バッテリー工場は、オハイオ州におけるEVのハブとして機能し、EV生産における同社の知識と専門性を発展させる上で重要な役割を果たす。

ホンダは昨年、積極的な電動化計画を発表し、米国を含む主要市場においてEV・燃料電池車の販売比率を2040年までに100%にすることを目標に掲げている。

規制当局の承認を経て、2022年にホンダとLGESのJVが設立され、全体の投資額は44億ドル(約6,400億円)に達し、施設の従業員数は2,200人以上になると予測される。両社は、2023年初頭にフェイエット郡で建設を開始し、2024年末までに新しい生産施設を完成させる予定だ。これにより、2025年末までに先進のパウチ型リチウムイオンセルを使用した電池モジュールの量産を開始し、年間約40GWhの生産能力を確保する。

【参照ページ】
米国オハイオ州の工場を、北米におけるEV生産のハブ拠点へ
LGエナジーソリューションとHonda、EV用バッテリー生産合弁会社の工場建設地を米国オハイオ州に決定

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る