三井石油開発と東電RP、新たな熱回収技術を適用した地熱発電事業の共同検討を発表

6月13日、三井石油開発株式会社(MOECO)と、東京電力リニューアブルパワー株式会社(東電RP)は主に関東地域を対象に、新たな熱回収技術を適用した地熱発電事業に関して共同で検討することに合意したと発表した。

今回適用された新技術は、地下の高温岩体層に井戸のループを形成し、地上から水などを循環させることで、地下の熱のみを回収して発電を行う方式である。従来型に比べ、探査難易度を下げ、調査期間及び開発までのリードタイムを縮減できるという。さらに、地下から直接的に蒸気・熱水を採取しないことにより、環境負荷を軽減できる。

今後は数年かけて調査対象候補地域を選定し、早ければ2025年の調査着手、その後の商業化を目指す。

【参照ページ】
新たな熱回収技術を適用した地熱発電事業に関する共同検討について

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