MUFG、エネルギー・電力セクターへの融資に伴う排出量削減目標を設定、石炭火力発電への融資を終了

4月19日、株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)は、エネルギーおよび電力セクターにおける融資活動に伴う排出量を削減し、2040 年までに石炭火力発電への融資を終了するという新しい目標を含む、気候変動に焦点を当てた一連のサステナビリティに関するコミットメントを発表した。

MUFGは、電力セクターでは2030年までに45%から55%、石油・ガスセクターでは15%から28%の排出量原単位の削減を目指す。MUFGによると、これらの目標は、IEAのシナリオである2℃を大きく下回る1.5℃への温暖化抑制に合致しているという。

本目標は、MUFGが発行した「カーボンニュートラルへの取り組みに関する進捗報告書」に含まれ、金融ポートフォリオにおけるカーボンニュートラルとネットゼロエミッションの達成に向けた取り組みの詳細が記載されている。

MUFGが発表したその他の新たな目標には、2030年までにグローバル事業全体でネット・ゼロ・エミッションを達成する目標や、国内で生産する電力を100%再生可能エネルギーに移行する目標などが含まれている。

【参照ページ】
(原文)Progress Report

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