9月27日、経済産業省、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、マレーシアの国営石油会社ペトロナスの三者は、広島県広島市にて開催された第3回アジアCCUSネットワークフォーラムにおいて、日本とマレーシアの2国間でGHG削減に貢献する炭素回収・貯留(CCS)事業の実現に向け、CO2越境輸送・貯留に関する協力覚書(MOC)を締結した。
JOGMECは6月、「GX実現に向けた基本方針」に基づき、CCS事業の本格展開のために2030年までの事業開始と事業の大規模化・圧倒的なコスト削減を目標とする「先進的CCS事業」として、海外2案件(マレーシア・太洋州)を含む7案件を選定している。マレーシアはCO2の地中貯留適地が豊富であることから、日本国内の産業界で排出されたCO2を同国へ輸送し、貯留する事業が検討されている。
マレーシアへCO2を越境輸送するには、ルール整備やCO2削減量算出方法を二国間で協議する必要がある。今後、経済産業省、JOGMEC、ペトロナスの三者は、二国間におけるCO2越境輸送・貯留に関する検討を推進する。
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経済産業省、JOGMEC、マレーシア・ペトロナス社の三者による 二酸化炭素の越境輸送・貯留に関する協力覚書の締結