アサヒグループホールディングス、2040年にカーボンニュートラル達成を目指す

2月9日、アサヒグループホールディングスは、スコープ3を含むバリューチェーン全体での長期カーボンニュートラル目標を発表した。これにより、カーボンニュートラルを達成する目標年を2050年から10年前倒しして2040年に引き上げた。

同社は、科学的根拠に基づく削減目標イニシアティブ(SBTi)のネット・ゼロ・スタンダードに従った目標設定にコミットしており、今回の目標設定も同スタンダードの定義に即している。また、SBTiの承認申請も並行して行われると思われる。

今後同社は、サプライヤーやパートナー企業との協働を強化し、スコープ3での二酸化炭素排出量削減に取り組む。具体的には、グリーン熱の利用拡大や二酸化炭素回収などの新技術の開発を進めていく予定である。

この取り組みにより同社は、地球温暖化対策に積極的に取り組み、持続可能な未来の実現に向けて一層の貢献を目指す。

【関連記事】スコープ3の算定方法をわかりやすく解説!カテゴリごとの一覧付 – ESG Journal (esgjournaljapan.com)
スコープ3の算定方法は難しい?カテゴリー11の説明と算出方法について – ESG Journal (esgjournaljapan.com)

【参照ページ】
(原文)バリューチェーン全体における脱炭素目標を10年前倒し 2040年CO2排出量ネットゼロを目指す

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る