三菱商事、独ボッシュ及び中国BPSEとEVバッテリーサービスで提携

三菱商事・ボッシュ・BPSE、EVバッテリーサービスで提携

3月4日、三菱商事株式会社、ロバート・ボッシュGmbH (ボッシュ)及び北京汽車傘下の Blue Park Smart Energy Technology Co. LTD(BPSE)は、ボッシュが開発した「バッテリー・イン・ザ・クラウド(電池をクラウド上で管理する技術)」を BPSE の電池交換式プラットフォームに搭載し、当社の電池に関する商業化知見を組み合わせることにより、電動車(EV)向けの電池サービス事業の共同での開発に合意した。

自動車の電動化に対する要求は日増しに高まっているが、EV導入費用の削減・充電中の車両非稼働時間の低減・不確実性のあるバッテリーの制御など、EV維持費用の改善が本格的な普及に向けて求められている。

バッテリー・イン・ザ・クラウドは、電池を継続的に監視・分析し、ビッグデータの利点を最大限に活用し、電池状態を最適化することにより、電池のパフォーマンスと寿命を最大化させ、EV維持費用を低減させることが出来る。また、電池交換式プラットフォームは EV の充電時間を短縮し、高稼働率が要求されている商用車分野に於ける解決手段の一つと考えられている。

3社は、バッテリー・イン・ザ・クラウドを電池交換式プラットフォームに適応し、電池の劣化状態・寿命の予測・充電等の状況を可視化する管理ソフトウェアを共同で開発し、EVを保有するモビリティサービスプロバイダーやファイナンスを提供する金融機関向けにモニタリングサービスを提供することより、EV普及の課題解決を目指す。

【参照ページ】
 『EV 電池の見える化』を通じた、EV の普及に向けた新規サービスモデル構築について

関連記事

ESG開示に関する上場企業100社比較データへのリンク

ピックアップ記事

  1. 2023-6-5

    人権デューデリジェンスとは何をすればよいか。海外事例から学ぶ。

    人権デューデリジェンスとは、事業活動の中で人権を侵害するような行為がないか調査して対応することであ…
  2. 世界の太陽光発電への投資額、史上初めて石油を上回る:IEA

    2023-6-2

    世界の太陽光発電への投資額、史上初めて石油を上回る:IEA

    5月25日、国際エネルギー機関(IEA)は、報告書「世界エネルギー投資2023」を発表した。クリー…
  3. 2023-6-2

    ICMA、LuxSEと共にESG債データベース公開

    5月17日、国際資本市場協会(ICMA)とルクセンブルク証券取引所(LuxSE)は、ICMAのサス…

記事ランキング

  1. 2021/6/4

    ESG Journalとは?
過去の記事
ページ上部へ戻る