TBM、インドネシアの化粧品容器成形メーカー最大手の PT. Kemas Indah Maju とLIMEX Pelletの販売契約を締結

TBM、インドネシアの化粧品容器成形メーカー最大手の PT. Kemas Indah Maju とLIMEX Pelletの販売契約を締結

12月8日、株式会社 TBMは、インドネシアの化粧品容器成形メーカー最大手であるPT. Kemas Indah Majuと化粧品容器向け「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」の射出成形グレードの販売契約を締結したことを発表した。

LIMEXとは、炭酸カルシウムなど無機物を 50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材のことで、世界 40 ヶ国以上で特許を取得しており、COP や G20 の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されている。特徴としては、主原料が石灰石のため資源輸入国である日本においても自給率 100%の資源であることや一般的なプラスチックと比較して、同体積の焼却時にCO2を58%排出削減できること、価格の変動が少ないため安定した価格で提供することが可能であること、ライフサイクルアセスメントという科学的分析手法を用いて、製品のライフサイクルにおける環境影響を算定し素材開発に活用できることなどが挙げられる。

今般、販売契約が締結されたLIMEX Pellet は、石油由来プラスチックと比較し、石油由来プラスチックの使用量を最大 37%削減することができ、気候変動の要因となる CO2排出量を最大 28%抑えることができる。LIMEX を用いることによって、多くの化粧品容器に使用される ABS 樹脂やポリプロピレン(PP)の代替素材として活用することが可能になる。

TBMは今後、LIMEX Pellet が使用された化粧品容器の普及を通じて、化粧品業界が抱える環境問題解決に向けて貢献していくとしている。

【参照ページ】
TBM、インドネシアの化粧品容器成形メーカー最大手の PT. Kemas Indah Maju とLIMEX Pellet(射出成形グレード)の販売契約を締結

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