
7月16日、AIを活用したリスク・ガバナンスツールの先駆けであるDatamaranは、企業のESG戦略を高度化する新プラットフォーム「Datamaran Suite」の提供開始を発表した。ニューヨークとロンドンで同時発表された本製品は、既存のDatamaran Coreを基盤に、ベンチマーク、ガバナンス、意思決定支援を強化したモジュール型の統合ツールで構成される。
中心機能である「IROsベンチマーキング」では、企業が自社の開示済みの影響・リスク・機会(IRO)を業界・地域を超えて他社と比較可能とする。これにより、業界標準との整合性確認、開示ギャップの把握、そして経営層への実証的なインサイト提供が実現される。
また、マテリアリティ分析ワークフローに「マルチレビュワー機能」が追加され、最大25名までの担当者が各テーマを評価可能に。自動スコア集計により、より透明性と一貫性のある評価が可能となる。これは監査やガバナンス強化にも寄与する。
DatamaranのCEOマルジェラ・ルクールト=アルマ氏は「Datamaran Suiteは、監査対応可能なマテリアリティ分析とベンチマーキング、協働機能を統合し、取締役会レベルの意思決定を支援する」と述べた。
さらに、ESG課題の枠組みを同業他社と比較する「トピック・ベンチマーキング」、ステークホルダーの期待に基づいた「目標設定機能」、およびグローバルなESG専門家ネットワーク「Harbor+」も搭載。すべての機能は一元化されたセキュアな環境で運用され、持続可能性、リスク、法務、コンプライアンス部門に全体最適を提供する。
Datamaran Suiteは既存および新規ユーザーに向けて即時提供されている。
(原文)Datamaran Launches Datamaran Suite to Power Always-On ESG Strategy
(日本語参考訳)Datamaran、常時稼働のESG戦略を強化するDatamaran Suiteを発表