Mirova、実物資産分野を統合プラットフォームに集約。Raphaël Lance氏が責任者に就任
12月2日、持続可能な投資を専門とするNatixis Investment Managers傘下のMirovaは、「Mirova 2030戦略ロードマップ」の一環として、エネルギー移行インフラ、ナチュラルキャピタル、プライベートエクイティ事業を統合した実物資産専用プラットフォームを設立する。この新たな構造は2025年1月1日より運用を開始し、エネルギー移行インフラファンドの責任者であるRaphaël Lance氏が統括する。
設立以来10年以上にわたり、Mirovaは実物資産市場で一貫性と多様性を備えた製品提供を成功させてきた。今回の非上場資産活動の統合により、同社は専門性を維持しつつ、この資産クラスに対する包括的な戦略的視点を取ることが可能となる。この統合は、Mirovaがインパクトプライベートアセット分野でのリーダーを目指す上で重要な一歩であり、変化する事業環境において顧客の多様なニーズに応えるとともに、サステナブルファイナンスの課題に取り組む能力を強化する狙いがある。
統合後も、Lance氏はエネルギー移行インフラファンドの責任者および投資委員会の議長を務める。一方、ナチュラルキャピタルとプライベートエクイティ事業はAnne-Laurence Roucher氏が引き続き担当し、Lance氏に報告する体制となる。
Mirovaは、統合を通じて、運用規模の拡大、専門性の向上、シナジーの創出を図り、持続可能な投資におけるリーダーシップをさらに強化していく考えだ。
【参照ページ】
(原文)Mirova groups its real assets expertise on an integrated platform and appoints Raphaël Lance as its Head
(日本語参考訳)Mirovaは不動産資産に関する専門知識を統合プラットフォームにまとめ、Raphaël Lanceを代表に任命した。