8月31日、環境省は、漁業者による海洋ごみ回収の効果的な実施や自治体から漁業者への発信・展開を促進するため、回収から処理までに発生する課題の解決、より効率的・効果的な回収、海洋ごみの発生源特定などの検討に資するマニュアル・パンフレット・リーフレットを策定し、環境省サイトにて公表した。
「海岸漂着物対策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針」、「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」等において、漁業者の協力を得て、操業時や海底ごみ清掃時に回収した海洋ごみについて、漁業者への負担に配慮しつつその持ち帰りを促進するための取り組みの推進が位置付けられている。
環境省は、令和2年度から7つの実証地域にて調査を開始し、今回、回収から処理までに発生する課題の解決、より効率的・効果的な回収、自治体から漁業者への発信・展開、海洋ごみの発生源特定などの検討に資するマニュアル等を策定した。
本マニュアルは、漁業者、地方自治体、漁業協同組合、NGO等向けに、海洋ごみの回収から処理に至る流れや海洋ごみの適正処理等を、先行事例を基に取りまとめている。