2月27日、JetBlueは、航空会社と気候変動対策技術企業であるCHOOSEとの間で、フライトによる炭素排出量を推定し、持続可能な航空燃料(SAF)の購入に直接貢献することで対処できるようになるとの合意を発表した。
CHOOSEは、企業が気候変動プログラムを構築・運営し、顧客が排出量を追跡・理解・削減できるようにするためのSaaS(Software as a Service)プラットフォームを提供している。同社は、Trip.com、Air Canada、British Airwayなどの航空、旅行、物流分野の企業と提携し、顧客が旅行による排出量を見積もり、SAF、カーボンオフセット、炭素除去プログラムを通じて対処できるようなサービスを提供している。
本契約により、JetBlueの顧客は、専用プラットフォームにアクセスし、フライトデータを入力してフライトの推定排出量を決定し、削減する二酸化炭素排出量の割合を選択し、従来のジェット燃料と比較してSAFのコストプレミアムをカバーするための基金に寄付することができるようになる。
JetBlueは12月に、2035年までにジェット燃料のライフサイクル排出量を1トンキロ当たり50%削減することを表明し、気候変動目標の達成に向けたロードマップを発表した。この中で、SAFへの移行は航空会社の脱炭素戦略にとって重要な貢献となり、ビジネス・アズ・ユージアル経路と比較して排出量削減の半分以上を占める見込みであることを示した。
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JetBlueは、SAFを航空機の排出量に迅速に対応するための最も有望な手段と見ており、2030年までに航空会社の総燃料の10%をSAFに転換するという目標の達成に向けて順調に進んでいると表明している。JetBlueは最近、Fidelis New Energy、AIR Company、Nesteを含む複数のサプライヤーとSAF調達契約を締結したことを発表した。
JetBlueによると、本契約は、昨年初めに開始されたJetBlue Sustainable Travel Partners programに基づいており、法人顧客がスコープ3の出張排出量に対応できるよう、SAF証書購入、JetBlueが運航するすべての国内線における無料のカーボンオフセット、出張データおよび排出量報告の個別分析などのサービスを提供することを目的としている。
今回の契約は、先月 CHOOOSE が発表した 1500 万ドル(約20億円)の資金調達に続くもので、その目的は、同社がプラットフォームを拡張して新しい分野をサポートし、プラットフォームでサポートする炭素ソリューションのポートフォリオを拡大することにある。
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(参考記事)JetBlue Partners With CHOOOSE, Giving Customers the Tools to Help Scale the Sustainability of Air Travel