アパレルInditexと化学大手BASF、洗濯中のマイクロファイバーの放出を抑える洗剤を開発

InditexとBASFは、洗濯中に繊維からマイクロファイバーが剥がれるのを防ぐために、初の洗剤を開発

11月30日、アパレル大手InditexのブランドZara Homeは、洗濯中のマイクロファイバーの放出を抑えるために設計された初の洗濯洗剤を発売し、ブランドの店舗とオンラインの両方で販売する予定と発表した。

Inditexと化学大手BASF Home Care and I&I Solutions Europeが共同開発した本洗剤は、生地の種類や洗濯条件によって、マイクロファイバーの放出を最大80%削減できる。この結果は、複数の研究機関によって検証されている。

また、本洗剤は特に低温での洗濯に適しており、温度を下げることでエネルギー消費を抑え、それによって二酸化炭素排出量を削減できるという利点をもたらしている。また、色の鮮明さが長持ちするため、繊維の寿命も延びる。

洗剤は、スペイン、ドイツ、ヨーロッパのほとんどの市場を含む25以上の市場のZara Homeストアおよびオンラインプラットフォームで購入できる。また、今後数週間のうちに、さらに多くの市場や店舗で販売されるという。

【参照ページ】
Inditex and BASF develop the first detergent designed to reduce microfiber release from textiles during washing

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