OP Financial、融資および投資ポートフォリオにおける排出量を削減し、サステナブルファイナンスを促進
8月31日、フィンランドに本拠を置く金融サービス企業であるOP Financial Groupは、新たなサステナビリティプログラムを立ち上げ、融資および投資ポートフォリオにおける排出量の削減やサステナブルファイナンスの展開を強化する目標など、一連のESG目標を発表した。
新たなプログラムは、「気候と環境」、「人々とコミュニティ」、「コーポレートガバナンス」という3つの主要なサステナビリティテーマを中心に構築されている。
OP Financialのポートフォリオ排出量削減目標には、2030年までに法人向けローンポートフォリオの排出量を25%削減する目標や、OPファンドの温室効果ガス排出量を50%削減する目標が含まれている。また、2050年までに、OPコーポレート・バンクは、コーポレート・ローン・ポートフォリオ、およびOPアセット・マネジメントとOPファンド・マネジメント・カンパニーが運用するファンドにおいて、カーボンニュートラルを約束している。
また、2025年末までに持続可能な金融商品のコミットメントを80億ユーロ以上とする目標や、2030年までに石炭採掘や石炭発電に関連する事業に直接かつ積極的に投資しない約束をしたことも発表された。
本サステナビリティプログラムの社会とガバナンスのテーマにおけるコミットメントには、2025年までに役員を男女各40%以上にするという多様性目標、事業が人権へ及ぼす影響に関する自己評価の実施、2025年までに同社のサプライチェーンにおける契約サプライヤーの100%がサプライヤー行動規範にコミットする目標が含まれている。また、OP Financialは、信頼性が高く理解しやすいサステナビリティ報告書を提供し、来年末までにESG要素をグループのリスク報告書に関連付けることを約束した。
【参照ページ】
(原文)OP Financial Group’s new sustainability programme: A sustainable economy builds on responsibility for the environment, people and corporate governance
(日本語訳)OP Financial Group の新しいサステナビリティプログラムです。持続可能な経済は、環境、人々、コーポレート・ガバナンスに対する責任に基づいて構築されます。