6月2日、ニューヨーク州知事のKathy Hochulは、州内で建設される22の大規模太陽光発電および蓄電池プロジェクトの受注を発表した。本プロジェクトが稼働すれば、ニューヨーク州の電力供給の66%以上を再生可能エネルギーで賄うことが可能となり、2030年までに70%という目標達成に向けた道筋が整う。
今回の新たなプロジェクトは、年間約450万MWhの再生可能エネルギーを生み出し、これはニューヨークの62万戸以上の家庭の電力に相当する。また、年間220万トン以上の二酸化炭素排出量を削減し、これは毎年49万2000台以上の車を道路から排除することに相当する。
本プロジェクトは、27億ドル(約3,500億円)以上の民間投資を刺激し、州全体で3,000人以上の短期および長期の雇用創出が期待されている。 Kathy Hochul知事によると、今回受注したプロジェクトを通じて、開発事業者は、地元の恵まれないコミュニティを支援するための職業訓練、奨学金プログラム、サマーキャンプなど、州内の恵まれないコミュニティへの投資に約8600万ドル(約110億円)を投じることを約束している。
【参照ページ】
(原文)Governor Hochul Announces 22 Large-Scale Renewable Energy Projects to Deliver Clean, Affordable Energy to New Yorkers
(日本語訳)ホーチュル知事、ニューヨーカーにクリーンで安価なエネルギーを供給する22の大規模再生可能エネルギープロジェクトを発表