TrafiguraとPalantir、サプライチェーンにおけるCO2排出量追跡プラットフォームを開発

5月24日、Trafiguraと、データと分析に特化したソフトウェア開発会社のPalantir・Technologiesは、商品サプライチェーン全体の炭素排出量を計算・報告するための技術サービスプラットフォームの開発を目的とした新たな協業を開始すると発表した。

今回の新たなプラットフォームは、サプライチェーン全体における商品の生産、加工、輸送から生じる排出量の透明性を高めることを目的としており、参加者は間接業務に関連するライフサイクル排出量をより良く把握し、他の参加者とベンチマークし、低炭素化経路の機会を強調できるようにする。

本コラボレーションは、過去1年間に両社が行った作業に基づいており、実際に出荷された商品を用いて、何百万もの炭素経路のシナリオをモデル化する初期段階のパイロット版を開発した。プロジェクトでは、まず原油と精製品、精鉱と精錬金属から始まるサプライチェーン全体の炭素強度を計算する予定だ。

【参照ページ】
(原文)Palantir and Trafigura announce collaboration to deliver supply chain carbon emissions platform to market
(日本語訳)TrafiguraとPalantir、サプライチェーンにおけるCO2排出量追跡プラットフォームを開発

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る