インパクト投資ファンドCLP、堆肥化エコシステムを確立するためのコンソーシアムを発足

インパクト投資ファンドCLP、堆肥化エコシステムを確立するためのコンソーシアムを発足

11月9日、インパクト投資ファンド運用のクローズド・ループ・パートナーズ(CLP)は、ペプシコ、NextGenコンソーシアムとともに、「コンポスティング・コンソーシアム」を発足したと発表した。

このコンソーシアムは、米国のコンポスティング(堆肥化)エコシステムにおいて、堆肥化可能な食品パッケージの回収率を高め、循環型経済を目指すための方法を模索するために発足した。現在、化石燃料を使用する従来の使い捨てプラスチックパッケージに代わるものへの需要が高まっており、堆肥化可能なパッケージの市場は、2020年から2021年の間に年率17%で成長すると予測されている。

堆肥化可能なパッケージは、環境、経済、社会面でのメリットが期待でき、食品パッケージやパッケージ内の食品残渣を堆肥化インフラに転用することができ、これらが埋立てられる際に排出される温室効果ガスを軽減することが可能。

コンポストコンソーシアムは、この拡大中のパッケージ分野における現状の課題を認識し、関係者間の団結と明確化を求めていく。

【参照ページ】
(原文)Closed Loop Partners Collaborates with PepsiCo, the NextGen Consortium & Other Leading Brands to Advance Composting Infrastructure & Recover Compostable Packaging and Food Scraps
(日本語訳)クローズドループ・パートナーズがペプシコ、ネクストジェン・コンソーシアム、その他の大手ブランドと協力して、コンポスト化のインフラを進め、コンポスト化可能なパッケージや食品残さを回収する。

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