中国保険会社の平安、消費者の支出に伴うCO2の追跡と削減を実現

5月24日、平安(ピンアン)保険の子会社である平安銀行は、消費者が個人的な支出によるCO2を追跡し、削減するのに役立つ個人向け炭素勘定プラットフォーム「ローカーボンホーム」の提供開始を発表した。本ソリューションは、同銀行、中国銀聯、上海環境エネルギー取引所が共同で開発したものだ。

低炭素ホームは、環境に配慮した「グリーン」な行動に関するデータを収集し、公共交通機関の利用、自転車のシェアリング、再生可能エネルギーによる電気自動車の充電、デジタル決済の利用などによる排出削減量を算出し、ユーザーに提供するものである。本ソリューションは、国の炭素排出権取引と炭素クレジットのプラットフォームである上海環境エネルギー取引所(SEEE)の手法を使用している。

アカウント所有者は、特定のグリーン行動に対してポイントを獲得し、新たな「グリーン電力」ボーナスポイントスキームを通じて、植林などのグリーン資産と交換することができる。獲得できるポイントには、グリーンな旅行、デジタル・チャネルを通じた公共料金の支払い、デジタルな日常生活などが含まれる。

平安銀行は今後、より多くのグリーン行動をプラットフォームに統合し、公共交通機関のバウチャーなど、グリーン電力スキームに交換可能なグリーン資産を追加していく予定だ。

【参照ページ】
(原文)Ping An Bank launches personal carbon accounts. Advocating a green and low-carbon lifestyle for consumers
(日本語訳)中国保険会社の平安、消費者の支出に伴うCO2の追跡と削減を実現

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