TrafiguraとPalantir、サプライチェーンにおけるCO2排出量追跡プラットフォームを開発

5月24日、Trafiguraと、データと分析に特化したソフトウェア開発会社のPalantir・Technologiesは、商品サプライチェーン全体の炭素排出量を計算・報告するための技術サービスプラットフォームの開発を目的とした新たな協業を開始すると発表した。

今回の新たなプラットフォームは、サプライチェーン全体における商品の生産、加工、輸送から生じる排出量の透明性を高めることを目的としており、参加者は間接業務に関連するライフサイクル排出量をより良く把握し、他の参加者とベンチマークし、低炭素化経路の機会を強調できるようにする。

本コラボレーションは、過去1年間に両社が行った作業に基づいており、実際に出荷された商品を用いて、何百万もの炭素経路のシナリオをモデル化する初期段階のパイロット版を開発した。プロジェクトでは、まず原油と精製品、精鉱と精錬金属から始まるサプライチェーン全体の炭素強度を計算する予定だ。

【参照ページ】
(原文)Palantir and Trafigura announce collaboration to deliver supply chain carbon emissions platform to market
(日本語訳)TrafiguraとPalantir、サプライチェーンにおけるCO2排出量追跡プラットフォームを開発

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  2. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る