投資運用会社SSGA、ポートフォリオの脱炭素目標を発表

投資運用会社SSGA、ポートフォリオの脱炭素目標を発表

4月28日、世界最大級の投資運用会社であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)は、同社のネット・ゼロ投資コミットメントの一環として、脱炭素に焦点を当てた一連の新しいポートフォリオの中間目標を発表した。

今回の新しい目標の導入は、SSGAが昨年ネット・ゼロ・アセット・マネージャー・イニシアチブで表明した、2050年までに投資ポートフォリオでネット・ゼロを達成するという公約を受けて行うものである。

新しい目標には、ネット・ゼロ・ポートフォリオのカバー率、エンゲージメント、資金調達による排出削減の目標を含む。SSGAは、炭素集約型セクターにおいて、2040年までにポートフォリオの100%を、ネット・ゼロを達成しているか、ネット・ゼロに沿った資産に投資することを目指す。SSGAの新たなエンゲージメント目標としては、2030年までに融資された排出量の90%をネット・ゼロの経路に合わせる、またはエンゲージメントおよびスチュワードシップアクションの対象として達成する。また、SSGAは、2019年を基準として、2030年までにポートフォリオレベルで融資したスコープ1および2の排出強度を50%削減する目標も設定している。

【関連記事】
ステート・ストリート、TCFDに準拠した気候情報の開示を企業に要求
ネット・ゼロ・アセット・マネージャーズ、43金融機関がネット・ゼロに沿った中間目標を開示

【参照ページ】
(原文)ACCELERATING GROWTH. 2021 ESG Report

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る