サステナビリティ重視のサプライチェーンファイナンスを導入(HSBC UKと提携)

9月26日、AsdaはHSBC UKとの協力により、既存のサプライチェーンファイナンスプログラムにサステナビリティを重視した新機能を導入した。この新たな仕組みは、サプライヤーに対してESGデータの共有や目標設定を促し、達成に向けた取り組みに応じて、優遇金利を提供するものである。

2025年1月から開始されるこの任意プログラムは、約250社のサプライヤーに適用され、ESGパフォーマンスデータの開示と目標設定に基づき、3段階の優遇金利が提供される。評価はEcoVadisのデータプラットフォームを通じて行われ、特に脱炭素化に重点を置きながら、社会的イニシアティブを含むESG全般にわたる取り組みが評価される。

Asdaの最高財務責任者であるマイケル・グリーソンは、「サプライヤーとの協力は、我々の脱炭素化とESG目標達成に向けた重要なステップである」と述べている。また、HSBCのグローバル責任者ヴィベク・ラマチャンドランも、「このプログラムは、サプライヤーに透明性と持続可能な取り組みを促進するためのものである」とコメントした。

【参照ページ】
(原文)Asda launches sustainable supply chain finance scheme

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