2月16日、Verisk Maplecroftは、ソブリン債市場の持続可能性要因の追跡のために開発したソブリンESG格付けを発表した。
本格付けは、198カ国について9つのESGの側面から37の課題を評価する。 Veriskによると、本格付けはクラスター分析に基づく独自の手法を活用することで、ソブリンにおけるESGの世界の複雑さをより適切に捉えることができる。
Veriskは、ESGデータと債券スプレッドの関係を調査した結果、人権の重要性やエネルギー転換に関するリスクが国の借入コストに影響を与える主要要因であると述べている。
また同社のデータに関する調査によると、人権はソブリンの借入コストの低下に、環境問題はソブリン・プライシングと強く関連しており、ESG課題は複数のレベルで非常に重要であると示している。また、ソブリン債市場がESG課題のプライシングにおいて依然として非常に非効率的であると分析している。
【参照ページ】
(参考記事)Sovereigns’ social practices under increasing scrutiny by industry