Novelis、約420億円を自動車リサイクル施設に投資、年間100万トン以上の炭素排出削減を目指す

Novelis、約420億円を自動車リサイクル施設に投資、年間100万トン以上の炭素排出削減を目指す

1月11日、アルミニウム圧延・リサイクル企業のNovelisは3億6,500万ドル(約420億円)を投じて自動車リサイクルセンターを建設する計画を発表した。この新しい施設は、ケンタッキー州ガスリーにあるNovelisの既存の自動車用仕上げ加工工場に隣接して建設される予定だ。

本施設により、同社は自動車顧客とのクローズドループリサイクルプログラムを拡大し、自動車部品を板からプレス加工した後に残るアルミニウムを引き取り、新しい自動車用に同じ製品に作り直すことができるようになる。さらに、この新しい施設では、自動車のライフサイクルの終わりにあるアルミニウムを処理することも可能である。

Novelisによると、再生アルミニウムの使用は、一次アルミニウムの製造に使用されるエネルギーの5%しか必要としないため、製造に伴う炭素排出の95%を回避することができるという。

【参照ページ】
(原文)Novelis to Build $365 Million Recycling Center to Support North American Automotive Customers and Reduce Carbon Emissions by More Than One Million Tons a Year
(日本語訳)Novelis、3億6500万ドルを自動車リサイクル施設に投資、年間100万トン以上の炭素排出削減を目指す

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る