AmazonとStellantis、車両向けアプリケーション「STLA SmartCockpit」の開発を発表

AmazonとStellantis、車両向けアプリケーション「STLA SmartCockpit」の開発を発表

1月5日、AmazonとStellantisは、車両向けのアプリケーションの開発・運営を導入する一連のグローバルな複数年契約を発表した。今回の協働で開発するのは、Stellantisの車両向けアプリケーション「STLA SmartCockpit」である。

Stellantisは、アマゾンデバイス、アマゾンウェブサービス(AWS)、アマゾンラストマイルを含むこの関係を通じて、持続可能なモビリティテック企業へのシフトを加速させる。 AmazonとStellantisは、車両開発、コネクテッドカー体験の構築、次世代の自動車ソフトウェアエンジニアの育成など、アマゾンのテクノロジーとソフトウェアの専門知識を Stellantisの組織全体に展開していく。

両社の協働により、 Amazon のデジタル体験、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、機械学習におけるリーダーシップとイノベーション、 Stellantisの自動車工学の卓越性と14の象徴的な車両ブランドのポートフォリオが融合されることとなる。

STLA SmartCockpitの開発作業は、2021年にStellantisとFoxconnが設立した合弁会社Mobile Driveを活用し、画期的なデジタルコックピットやパーソナライズされたコネクテッドサービスを開発する。すでに両社は、ソフトウェア開発とテスト、高性能シミュレーション、機械学習モデルのトレーニング、データ収集と分析を管理する自動ワークフローを提供する「Virtual Engineering Workbench」というクラウドベースの製品開発環境の構築を進めている。

また、The Climate Pledgeと2040年までにネット・ゼロ・カーボンになるというコミットメントを支援するため、新しい持続可能なソリューションでラストマイル事業を変革しているAmazonは、Stellantisとの別契約の一環として、Stellantisが2023年に発売する新しいラム・プロマスター・バッテリー電気自動車(BEV)の最初の商用顧客となる。AmazonとStellantisは、現在の関係を基に、長期契約の一環として毎年数千台のBEVを走らせる予定である。

【参照ページ】
(原文)Amazon and Stellantis Collaborate to Introduce Customer-Centric Connected Experiences Across Millions of Vehicles, Helping Accelerate Stellantis’ Software Transformation
(日本語訳)AmazonとStellantis、車両向けアプリケーション「STLA SmartCockpit」の開発を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  2. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…
  3. 2025-9-10

    AI対応液冷データセンター共同開発、テキサスでENGIEとプロメテウス

    9月2日、ENGIEノースアメリカは、サステナビリティ志向のハイパースケールデータセンター開発企業…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る