12月20日、DWSは、不動産アクティブ・エネルギー・マネジメント・プログラムを開始し、全世界のファンドが保有する商業用不動産資産の大半にスマートエネルギー最適化ソリューションを展開する予定であると発表した。
当初は、ヨーロッパを中心とした11カ国の42の不動産資産に展開され、これらのエネルギー最適化ソリューションは、データ、センサー、人工知能、工学的知識を利用して、建物の運用効率と機能設定を改善する。また、このソリューションには、入居レベルなど刻々と変化する変動要因への対応を向上させ、機器の不具合を迅速に特定・是正するためのトレーニングシステムやスタッフの介入も含まれている。
これらのソリューションは、CO2排出量を削減し、資産全体でエネルギーとコストの節約を実現することを目的としている。これは、DWSが以前発表した、ヨーロッパのオフィスビルのポートフォリオ全体で2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減するという目標に貢献するものである。
この取り組みによる省エネの例としては、テナントの営業時間に合わせて設備を稼働させる、冷暖房システムが同時に稼働しないようにする、空きスペースを適切に閉鎖・封鎖してエネルギーの無駄を省く、などが挙げられる。
本プログラムは、DWSが、特にコロナウイルスの大流行を受けて、テナントの健康と福利厚生を向上させるために、ヨーロッパの不動産ポートフォリオ全体で約750台のエレベーターにプラズマ空気清浄技術を導入することを約束したクリーンエア・イニシアチブに続くものである。
【参照ページ】
(原文)DWS to roll out active energy management programme across real estate assets
(日本語訳)DWS、不動産資産にアクティブなエネルギー管理プログラムを展開