ゴールドマン・サックス、ポートフォリオの炭素排出量エクスポージャーを測定・管理するソリューションを発表

 

11月2日、ゴールドマン・サックスは、「Carbon Portfolio Analytics」を発表した。このアプリケーションは、顧客が保有する公開株式および社債ポートフォリオのカーボンエクスポージャーの評価、分析、管理を可能にすることを目的としています。このソリューションは、ゴールドマン・サックスが運営する機関投資家向けデジタル・マーケットプレイスであるMarqueeで提供される。

ゴールドマン・サックス証券によれば、この新しい分析ツールは、ポートフォリオの脱炭素化目標の達成に向けて、顧客が十分な情報に基づいた投資判断を行うのに役立つとのこと。

この新しいソリューションの特徴は、スコープ1および2の排出データ、炭素強度レベル、脱炭素化目標を含む、公開株式および社債ポートフォリオのカーボンフットプリントを分析する機能、セクター、産業、地域ごとの主な貢献者を理解するために、選択したベンチマークと炭素排出量を比較する機能、異なる企業の炭素強度レベルを比較する機能などがある。

ゴールドマン・サックスは、この分析手法が、TCFDやEU SFDRなどのグローバルスタンダードに沿って定義されているとした。

ゴールドマン・サックスのグローバル・マーケッツ・サステイナブル・ソリューション・カウンシルのCOOであるSarah Lawlorは、次のように述べている。

「脱炭素化への道には、正しい意図だけでなく、進捗を管理・測定するのに役立つ優れたデータと分析が必要です。当社のお客様の多くは、投資ポートフォリオを長期的にネット・ゼロ・エミッションに移行することを約束しています。 投資家と地球にプラスの結果をもたらし、リスクを適切に管理するために、ゴールドマン・サックスのグローバル・マーケッツ部門は、関連する洞察力、分析力、ソリューションを顧客に提供しています。」

【参照ページ】
(原文)Carbon Portfolio Analytics
(日本語訳)ゴールドマン・サックス、ポートフォリオの炭素排出量エクスポージャーを測定・管理するアナリティクス・ソリューションを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る