mRNA治療薬およびワクチンに特化したバイオテクノロジー企業であるモデルナは、環境への影響を低減するための取り組みの一環として、2030年までに世界全体での炭素排出量ネット・ゼロを目指すことを発表した。
Moderna社の最高経営責任者であるStéphane Bancel氏は次のように述べている。
「私たちは、世界中の各企業が気候変動に対処するための解決策の一部となる必要があると考えており、最初のステップとして、炭素排出量をネット・ゼロにすることを約束します。私たちは、自らに課したこの野心的な目標を誇りに思っています。それは、地球と私たちの組織にとって長期的で持続可能な成長を促進するために、事業から出る廃棄物の影響を管理し、使用する天然資源を減少させることにおいて、モデルナを世界的なリーダーの一員にすることを目指しているからです。私たちは、すべてのパートナーと一緒にこの目標を達成することを楽しみにしています。」
モデルナ社は、エネルギー、廃棄物、水に関するベースライン指標を確立し、ESGプログラムの作成と実施に役立てること、マサチューセッツ州ケンブリッジに新設するモデルナサイエンスセンターのLEEDプラチナコア&シェルおよびLEEDゼロエネルギー認証を目指すこと、2021年から米国内の施設で再生可能エネルギーを直接使用することを約束することなど、環境サステナビリティに関する主要な取り組みを説明した。
同社は2021年から米国の施設で再生可能エネルギーを直接使用することを約束しており、また各サプライヤーともネット・ゼロ・カーボンの移行に向けた協力を行う。
【参照ページ】
(原文)Moderna Announces Pledge to Achieve Net-Zero Carbon Emissions Globally by 2030
(日本語訳)モデルナ、2030年までのネット・ゼロにコミット