AESとメタ、米国で650MWの太陽光発電契約を締結。データセンターの再エネ化を加速

ソーラーパネル

5月21日、エネルギー企業AES(エーイーエス)は、メタ(旧フェイスブック)と長期の電力購入契約(PPA)を締結し、テキサス州とカンザス州で合計650メガワットの太陽光発電プロジェクトを展開することを発表した。これにより、メタのデータセンター運営を再生可能エネルギーで支援する。

AESの社長兼CEO、アンドレス・グルスキ氏は「メタの持続可能性目標に貢献できることを誇りに思う」と述べ、今回の取り組みは低コスト・迅速な電力供給を実現するものだと強調した。

メタのグローバルエネルギー責任者ウルビ・パレク氏も「クリーンエネルギー100%の目標に向けて、大きな一歩」とコメント。これらのプロジェクトは、現地コミュニティに数百の建設雇用を生み出し、学校や自治体への税収にも貢献する見込み。

AESは現在、世界32.7GWの発電容量を持ち、12.3GWの長期契約を進行中。うち7.7GWはハイパースケーラー(大規模データセンター事業者)向けの再エネ開発で、業界内でもリーダー的存在として評価されている。

(原文)AES and Meta Sign Long-Term PPAs to Deliver 650 MW of Solar Capacity in Texas and Kansas
(日本語参考訳)AESとメタ社、テキサス州とカンザス州で65万kWの太陽光発電設備納入の長期PPAを締結

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