Unilever、炭素とプラスチックのフットプリントを削減したサステイナブルなランドリーカプセルを発売
7月28日、世界的な消費者ブランド企業であるUnileverは、ランドリー工程における二酸化炭素排出量を削減し、プラスチック包装と製品廃棄物を減らすよう設計されたサステナビリティ機能を備えた新しいランドリーカプセルを発売することを発表した。
ランドリーカプセルは、世界の多くの地域で最も急速に成長している洗剤の形態だ。UnileverのDirt is Goodブランド(Persil、Skip、OMO、Surf Excelとしても知られる)で発売されたこの新製品は、低温で短いサイクルで最高の洗浄性能を発揮し、最大60%のエネルギー使用量を削減するよう設計されており、同社のスコープ3排出(同社が直接管理できない排出量)への取り組みに寄与している。
新カプセルは、消費者が使用する以外では、原材料、製造、廃棄プロセスを通じて、現行のカプセルと比較して温室効果ガス(GHG)排出量を16%削減した。本製品は、65%が植物由来の生分解性有効成分を含み、生分解性カプセル膜を利用している。
新しいカプセルのプラスチックフリーの段ボール容器は、繊維系消費者包装ソリューションのGraphic Packaging Internationalと共同で開発され、現在のプラスチック包装よりも水分を閉じ込めるように設計された。この容器に使用されている段ボールは、50%がリサイクルされたもので、残りはFSC認証の森林から採取されたものだ。Unileverは、プラスチックフリーの容器を利用することで、年間6,000トン以上のプラスチック廃棄物を防ぐことができると見込んでいる。
本製品は、Unileverのクリーンフューチャー戦略の一環で、2030年までに製品から化石燃料を排除することを含め、クリーニングおよびランドリー製品の製造、製造、包装に気候に焦点を当てた循環型の配慮を取り入れることを目的とした10億ユーロ(約1,400億円)規模のプログラムである。Unileverは、自社製品のサステナビリティ・プロファイルを向上させるためのいくつかのイニシアティブを推進しており、2039年までに全製品からのネット・ゼロを達成することを公約している。
新しいランドリーカプセルは9月にフランスで導入され、その後2023年初めに英国や他の欧州諸国を含む他の市場でも展開される予定だ。
【参照ページ】
(原文)Unilever launches its most powerful and sustainable laundry capsules yet
(日本語訳)Unilever、炭素とプラスチックのフットプリントを削減したサステイナブルなランドリーカプセルを発売