Blackstone、屋上ソーラー・ソリューション・プロバイダーのEsdecに投資

7月28日、オルタナティブ投資マネージャーBlackstoneは、屋上用太陽光発電ソリューション・プロバイダーEsdec Solarグループへの戦略的投資を発表した。

2004年に設立されたEsdecは、住宅および商業施設の屋根に設置するプロ仕様の屋上ソーラーラックおよび架台システム、ソリューションを開発、販売している。同社は2018年、プライベートエクイティ投資家のリビアン・キャピタルと経営陣によって買収された。買収後、売上高はおよそ3,000万ユーロ(約40億円)から5億ユーロ(約700億円)近くまで大きく成長した。

Esdecによると、再生可能エネルギー分野におけるBlackstoneの経験とサポートおよびリソースにより、同社は今後数年間、有機的成長と統合の機会から利益を得て、成長計画を実現できるという。

本取引は、Blackstone のクリーンエネルギーおよび再生可能エネルギーへの一連の投資の中でも最新のもので、最近では、民間の再生可能エネルギー企業 Invenergy Renewables への30億ドル(約4,000億円)の投資合意や、公共施設規模の太陽光発電技術メーカー Array Technologies への5億ドル(約700億円)の出資などがある。

【関連記事】
Blackstone、再生可能エネルギー開発企業 Invenergy への約3,500億円の出資を発表
Blackstone、Array社のソーラー業界統合計画を500億円超のコミットメントで支援

【参照ページ】
(原文)Esdec Solar Group Announces Strategic Investment from Blackstone
(日本語訳)Blackstone、屋上ソーラー・ソリューション・プロバイダーのEsdecに投資

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…
  2. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  3. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る