Morningstar、投資家がファンドのESGリスク・インパクト・機会を特定するためのプラットフォームを提供開始

9月8日、投資調査会社Morningstarは、持続可能な投資を「より分かりやすく、魅力的で、実行可能」にすることを目的とした新しいデジタルプラットフォーム「Investable World」を発表した。本プラットフォームでは、水、食料、エネルギー、健康、コミュニティなどの主要なESGテーマを探求し、ESGリスクやインパクト、機会についてファンドをスクリーニングできるツールを持っている。

Morningstarによると、本プラットフォームは、リスク回避から持続可能なインパクトへの貢献まで、ESG投資に関する投資家の幅広い動機と好みを認識しているという。

本プラットフォームには、データ可視化ツールが含まれており、ユーザーはこれらのテーマに沿って、また投資、インパクト、除外などの意図に従って、世界的に750のテーマ別ファンドをフィルタリングすることができる。このツールにより、投資家は自分の希望するテーマに貢献するファンドを見つけたり、特定のESGリスクを回避したりすることが可能だ。また、Investable Worldは、各主要テーマに関する研究主導型の投資教育リソースへのアクセスを投資家に提供している。

【参照ページ】
(参考記事)Morningstar Launches Platform Enabling Investors to Identify Fund ESG Risk, Impact & Opportunities
(日本語訳)Morningstar、投資家がファンドのESGリスク・インパクト・機会を特定するためのプラットフォームを提供開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る