9月7日、グローバルな統合リスク評価会社であるMoody’sは、保険会社がESG要素を商業的な引受けやポートフォリオ管理業務に統合できるようにすることを目的とした、損害保険会社向けESG保険引受けソリューションの提供開始を発表した。
本ソリューションは、ESG指標とスコアを生成することで保険会社がESGリスクに関する独自の見解を構築し、企業独自のESG目標に対するベンチマークでパフォーマンスとトレンドを監視できるように設計されている。また、本ソリューションは、ESG要素と財務リスク指標との関係を特定するなど、その他の意思決定要素も提供する。
本ソリューションは、公開企業および非公開企業のデータと、世界的な専門(再)保険会社であるチョーサー・グループと共同で開発した新しいESG評価フレームワークを組み合わせている。Moody’sとチョーサーは、今年初め、温室効果ガスの開示やサプライチェーンにおける環境要因の統合から、労働者の安全条件や取締役会の多様性に至るまで、150以上の一連の指標にわたってカウンターパーティのESGパフォーマンスを測定する「スコアカード」を開発するための協力を発表している。
【参照ページ】
(原文)MOODY’S LAUNCHES NEW ESG INSURANCE UNDERWRITING SOLUTION FOR P&C INSURERS