Bayer、農業領域におけるMicrosoftとの戦略的パートナーシップを発表
11月17日、BayerはMicrosoftとの戦略的パートナーシップを発表した。両社は、農業および隣接産業で使用するデジタルツールとデータサイエンスソリューションの新しいクラウドベースのセットを構築し、イノベーションの加速とバリューチェーン全体の持続可能性をサポートするための新しいインフラを提供する。
現在、農業およびアグリビジネスはBayerのClimate FieldViewのようなプラットフォームを通じて、幅広いデジタルツールとデータを活用した洞察力を活用しており、20カ国以上、1億8,000万エーカー以上の農地で使用されている。しかし、食料、飼料、燃料、繊維のバリューチェーン全体を最適化し、地球を動かすために必要な貴重な天然資源の利用を促進するとともに、気候変動に対する幅広い取り組みを確保するためには、BayerはMicrosoftと協力して、農業経営、持続可能な調達、製造およびサプライチェーンの改善、ESGの監視と測定など、業界の重要なシナリオに対応する新しいソリューションを共同開発する必要があった。
両社は、デジタル農業ソリューションとデータサイエンス機能のための前進的なインフラを開発することで、上記のような幅広い取り組みを実現する。これらの新しいソリューションや能力によって、農業やその周辺産業の企業(新興企業からグローバル企業まで)は自社の製品の利用ができるようになる。また、Bayerは、自社のデジタルファーミングのコア機能を新しいインフラに移行し、自社の顧客向けソリューションに活用していく。今回のパートナーシップは、BayerとMicrosoftの長年の関係と、データ・プライバシー、サイバー・セキュリティ、顧客の信頼に対する共通のコミットメントに基づいている。
【参照ページ】
(原文)Bayer, Microsoft Enter into Strategic Partnership to Optimize and Advance Digital Capabilities for Food, Feed, Fuel, Fiber Value Chain
(日本語訳)BayerとMicrosoft、戦略的パートナーシップを発表