11月11日、サステナビリティに特化したデータソリューション企業であるDiginexは、企業が炭素排出量の計算、追跡、改善を可能にし、顧客、サプライヤー、資産の排出量フットプリントに関するポートフォリオビューを提供することを目的とした新ツール「diginexCLIMATE」の提供を発表した。
diginexCLIMATEは、今年初めに当社が発表したブロックチェーンを活用したレポーティング・プラットフォーム「diginexESG」に統合され、あらゆる規模やレポーティング経験を持つ企業のESGレポーティングの迅速化、容易化、低コスト化を支援する。
新製品の主な機能としては、企業のカーボンフットプリントをグラフやチャートで視覚化し、ホットスポットや削減戦略の特定を可能にするほか、GRI、SASB、TCFDなどのフレームワークでの報告に沿った結果の自動生成などが挙げられる。
今回の発表は、Diginex社がFitch Ventures社を中心とした約7億円のシリーズA資金調達を完了したことを受けたもので、ブロックチェーンを活用したSaaS製品の開発を支援し、diginexCLIMATEの市場投入を目指すものだ。
Diginex社のMark Blick CEOは次のように述べている。
「COP26では、GHG排出による環境への影響をめぐる会話がボードルームで行われました。企業が約束したことを裏付けるハードデータが必要です。どの企業も、真のインパクトを与える削減戦略を立てるためには、スコープ1、2、3にわたる炭素の影響を認識する必要があります。私たちの使命は、企業が前向きに変化するための不必要な障壁がないように、手頃で簡単なアクセスを提供することです。」
【参照ページ】
(原文)Diginex launches diginexCLIMATE to help businesses provide greater transparency on emissions and improve their carbon footprint
(日本語訳)Diginex、炭素計測・追跡ソリューションを発表