Nestlé、約465億円を投じてメキシコにグリーン電力・廃水ゼロのコーヒー工場を開設

7月26日、世界的な食品・飲料メーカーであるNestléは、メキシコのベラクルスに3億4千万ドル(約465億円)を投じ、クリーンな電力と廃水ゼロのネスカフェコーヒー工場を新たに開設したことを発表した。

Nestléは昨年、「ネスカフェ」ブランドのサステナビリティに関する一連のコミットメントを発表した。その中には、2025年までに責任ある方法で調達されたコーヒーを100%実現すること、2025年までにリサイクルまたは再利用可能なパッケージを100%実現すること、さらにサプライチェーン全体で環境への影響を低減するための気候関連措置に投資することなどの目標が含まれている。

Nestléによると、新施設は、水の再循環を100%確保する排水処理システム、排水ゼロ、廃棄物埋め立てゼロ、コーヒー工程から出る生物由来の廃棄物を利用したバイオマスボイラーなど、最新設備とグリーンエネルギーを活用して水とエネルギーの消費を削減する。

【参照ページ】
(原文)Nestlé invests USD 340 million in new Nescafé coffee factory in Mexico
(日本語訳)Nestlé、3億4,000万ドルを投じてメキシコにグリーン電力・廃水ゼロのコーヒー工場を開設

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