フランスのマクロン大統領は9日、温室効果ガス削減目標を達成するため、原発を増設すると発表した。原子力大国だったフランスは、2012年に原子力発電への7割の依存を2025年までに5割まで引き下げる「減原発」を掲げていた。
同大統領は10月には10億ユーロ(約1,300億円)を投じ、発電規模の小さい原子炉「小型モジュール炉」を2030年までに国内で複数導入すると明らかにしていた。
今回の発表では小型原発ではなく通常の原発で、加圧水型原子炉を最大6基建設するとした。
【参照ページ】フランス、原発建設再開へ マクロン氏「脱炭素へ必要」