CDPが新報告書を発表、上流Scope 3排出量の課題と解決策を提示

CDPは6月、企業の上流Scope 3排出量に関する新たな報告書を発表した。本報告書では、サプライチェーンにおける温室効果ガス(GHG)排出量の管理が企業にとって重大な課題であると指摘し、具体的な改善策を提案している。上流Scope 3の排出量は、企業の全排出量の多くを占めるが、データの透明性や正確性に依然として大きな問題が残っているとされる。

報告書は、エネルギー使用や原材料の購入に伴う排出量データの収集が企業のサステナビリティ戦略に不可欠であることを強調し、サプライヤーとの連携を強化することで、データの正確性を向上させるための実践的なアプローチを提案している。また、報告書では、企業がScope 3排出量の管理を通じて持続可能性を向上させるための明確な指針が示されている。

この報告書は、企業が環境への影響を最小限に抑えるための重要なガイドラインとなり得るものである。

【参照ページ】
(原文)Scope 3 Upstream Report
(日本語参考訳)スコープ3上流レポート

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る