グローバルに事業を展開するVisaは、カード会員の持続可能な消費行動を促進することを目的とした、サステナブルな特典と機能を備えた新しいパッケージ「Visa Eco Benefits」を発表した。
この新しいパッケージは、気候変動に敏感な消費者のニーズに応えるために、サステナビリティに特化したフィンテック企業であるecolytiq社が提供するカーボンフットプリント計算機を搭載しており、カード会員が支出によるカーボンフットプリントを試算できるほか、個人の支出行動が気候変動に与える影響を判断するための温度スコアも含まれる。
その他の特徴としては、カード会員による排出量のオフセット機能、より持続可能な消費を可能にする個別教育、Visaカード利用時の環境団体への寄付、持続可能な行動をしたカード会員への特典、持続可能なカード素材の使用などがある。
新しいサステナビリティバンドルの導入は、Visaが今年初めに発表した「Climate Positive(クライメート・ポジティブ)」な企業になるという野望を受けたもので、自社のフットプリントを超えて、持続可能な商取引や低炭素経済への移行を支援するための取り組みを開始する計画だ。また、2020年にカーボンニュートラルを達成した後、2040年までにネット・ゼロ・エミッションを達成する計画を発表した。
新しいVisa Eco Benefitsバンドルは、まずヨーロッパで提供を開始し、来年以降、Visaの顧客にグローバルに展開していく。
【参照ページ】
(原文)Visa Announces the “Visa Eco Benefits” Sustainability Bundle to Empower Issuers to Meet Climate-Conscious Consumer Demand
(日本語訳)Visa、カード会員向けのサステナビリティ機能・特典を導入
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