金鉱山大手のニューモント社と大手建設・鉱山機械メーカーのCaterpillar社は、完全に接続された自動化された炭素排出ゼロのEnd-to-End(エンド・ツー・エンド)の採掘システムを実現するための戦略的提携を発表した。
この提携に基づき、両社はニューモント社のグローバルな事業において、安全性、自動化、脱炭素化、最適化、データ、資産管理に焦点を当て、地表および地下の両方の採掘を変革するための機器、インフラ、技術、プロセスを検証する予定。
同契約の一環として、ニューモント社は1億ドルの初期投資を行い、同社のクリップルクリーク、ビクター鉱山(コロラド州)、タナミ鉱山(オーストラリア)の鉱山インフラおよび運搬車両の自動化・電化の初期目標を設定する。この目標には、CC&Vで2023年までに予定されている最大16台の自動化された運搬車群の導入や、Tanamiで2026年までに導入されるキャタピラー社初のバッテリー式ゼロエミッション地下トラックの開発が含まれている。
また、ニューモント社は、生産と資産管理を一元化するために、同社の地表および地下の資産にグローバルに展開しているMineStar内の進化した機能をキャタピラー社が検証することをサポートしていく。MineStarは、オペレーションとメンテナンス組織の改善をユーザーに提供する一連のテクノロジー製品。